入れ歯・義歯

当院の「入れ歯・義歯」への取り組み

人それぞれ顔カタチが異なるように、当然口の中(口腔内)も異なっています。
さらに、口腔内というのは繊細で、かみ合わせに至っては、「50分の1ミリ」違っただけで違和感を覚えると言われています。
そのため、入れ歯のフィッティングというのは、製作に当って大きなテーマとなります。入れ歯というのは、「保険適用」のタイプと「保険適用外(自由診療)」のタイプがあります。
ご存知の通り、保険適用の場合、使える材質など様々な制約があり、実際の入れ歯作りにおいては、その制約が枷になることが多いのは事実です。皆さんがスーツを買われる場合に、既製服がピッタリ合う体型の人もいれば、そうではない人もいます。
それと同じく、保険適用の入れ歯がピッタリ合う人もいれば、どうしても口に合わず違和感が取れない方もいらっしゃいます。

当院では、皆様のご希望と口腔内に合った最適な入れ歯をご用意しております。
まずは、カウンセリングにてお気軽にご相談くださいませ。

「入れ歯・義歯」とは?

「入れ歯」とは、失った歯を補う、取り外し可能な人工の歯のことです。
ひと言で「入れ歯」といっても、さまざまなタイプがあり、欠損した歯の数や場所などによって適した入れ歯があります。入れ歯の種類はとても豊富で、患者様の状況によって使い分けることが出来ます。
近年インプラントが注目を集めていますが、入れ歯のメリットも決して無視できる物ではないのです。※「義歯」というと、広義では「入れ歯・差し歯・ブリッジ・インプラント」などの人工の歯の総称を指します。
ただ、日本では主に「義歯」=「入れ歯」のことを指す場合が多いため、このページでも「入れ歯」を中心に扱っています。

入れ歯のメリット
・安全(治療事故で深刻な影響が出ることはまずない)
・安い(保険が利く)
・アゴの骨・口の中がどのような状態であっても作ることができる
・メンテナンスが楽

入れ歯のデメリット
・咀嚼力がやや落ちる
・口の中に異物感があり、慣れるまでは不快感があったり、喋りにくいと感じることがある
・保険でつくる入れ歯は、設計、材料等に制限があるためジャストフィットしにくい傾向がある
・合わない入れ歯を作ると、入れ歯が痛い・外れる、といった煩わしさがある

ただ、
「自由診療」も選択に入れ、ジャストフィットしたものを製作すれば、入れ歯のデメリットをかなり克服することも可能です。

施術方法、器具、装置の紹介

「レジン床」義歯

保険が適用できる安価な入れ歯で、合成樹脂で出来ており破損時の修理も比較的簡単です。
保険適用内の定められた素材で作製するため、「咬む」という機能では問題はありませんが、装着感・見た目・強度では、保険適応外の義歯(入れ歯)のほうが優れています。
保険治療と自費治療の金属やオーダーメイドとの差は、「適合」「形」「精度」「適正なかみ合わせ」「歯ぐきとのなじみ」などにあらわれます。

「ノンクラスプ」義歯 (バネが見えない部分入れ歯)

金属バネを使いませんので金属アレルギーの方も心配ありません。
軽くて薄く、入れ歯の金具が見えないため違和感が軽減され、ストレスも少なく人とお話しすることができます。
ノンクラスプは従来の部分入れ歯に見られる金属のバネがないので、目立ちにくく、ぐらつきも少なく、また歯肉色の素材のため大変自然に仕上がります。
保険適用の義歯(入れ歯)の金属部分が目立ったり、唇や舌にひっかかるのが気になる方、またブリッジのように歯が欠損している部位の前後の健康な歯を削りたくない方、
インプラントによる修復が困難な方(手術が怖い、十分な骨量がない、金額的にもっと抑えたい など)のお悩みをノンクラスプで解決できます。

「金属床」義歯(コバルトクローム合金)

コバルトクローム合金でできている入れ歯は、長年入れ歯用材料として使用されてきた信頼性や実績のある材料です。
他の金属床義歯(入れ歯)に比べて強度が弱いため、少し分厚く重くなってしまい、体への優しさにおいては少し劣りますが、金属床の中で一番価格がお手ごろです。
熱の伝わりは、他の金属に比べると若干遅いですが、保険のレジン床に比べると断然早く、お食事を美味しくいただくことができ、健康に繋がります。
金属が丈夫なので、入れ歯の大きさを、保険のものに比べてずんぶん小さく作ることができます。
熱伝導性がよく、食べ物の熱さ、冷たさも、しっかりとお口の粘膜に感じることができます。
また、しっかりとした入れ歯で、噛んだときにたわみが少ないので、残っている歯に有害な力が加わりにくい入れ歯〈義歯)です。食べ物の温度が伝わり食事がおいしくいただけます。

「金属床」義歯(チタン合金・純チタン床)

チタンは、体にやさしく、軽く、強度が非常に高いので、装着感が良く、違和感も少ない入れ歯をつくることが可能となります。
もともと骨折治療のボルトなど金属を体内に埋め込むことが出来るチタンは安全性の高い金属なので、体に悪影響を及ぼす事が少ない安全な金属です。
また、口の中ではほとんど金属味がありません。
とても強度が強いので破損しにくく、入れ歯を薄く作ることができるので、感じる重さのストレスも軽減することができます。
プラチナに近い硬さのチタン合金と、金に近い硬さの純チタンがあり、用途に応じて使い分けします。
チタン床の入れ歯を使うと丈夫さや快適さに優れ、、総入れ歯、部分入れ歯においても、 自然に近い装着感が得られます。

「磁性アタッチメント」義歯

磁石アタッチメント義歯(入れ歯)は、残っている歯の状態があまりよくない場合や、歯の数が少ない場合によく用います。
歯の根の部分(お口の中)に磁石の一方を取り付け、もう一方の磁石は入れ歯(義歯)に組み込みます。お口の中で磁石同士がぴったり引き合って、入れ歯が(義歯)がしっかりとおさまります。
歯に対して有害な力がかからない、という長所もあるため、磁性アタッチメント義歯(入れ歯)は虫歯や歯周病で弱った歯を入れ歯(義歯)の維持に有効に利用できる優れた方法です。

「インプラントオーバーデンチャー」義歯

入れ歯を安定させるためのインプラントを維持装置として使います。
固定式のBrのインプラントとまではいきませんが、入れ歯をそのまま使うよりも、 取り外し式のインプラントとして入れ歯の安定が得られるため、はるかに快適な食事が可能です。
快適、簡単、比較的直ぐに食べられる まず、平均2本~4本のインプラントの挿入手術を行ないます。
数日後、仮の義歯(入れ歯)が装着可能になり、2~4ヶ月後には正式な義歯(入れ歯)に取り替えます。
患者さんの骨の硬さや状態により期間は多少異なります。

手塚歯科医院

〒320-0051 栃木県宇都宮市上戸祭町2834-219